花子ちゃん

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しかし奴の娘だと思った瞬間、無性に腹が立ちました。 その時びっくりしました。花子ちゃんの顔が急に悪魔の顔に見えたのです。 私は咄嗟にバーナーを掴むと最大出力で花子ちゃんの顔を焼きました。 部屋中に絶叫が響き、肉が焦げた臭いが充満しました。 臭いがひどくて吐きそうになりました。 バーナーを止め、花子ちゃんの顔を見るとそれはそれはむごかったです。 顔のほとんどが焼きただれ、皮膚がドロドロになっていました。 歯が剥き出しになってそこだけ真っ白だったのには若干滑稽に感じましたが。 花子ちゃんの絶叫はしばらく続きましたがやがて力尽きたかのか、黙って動かなくなりました。 少しやり過ぎたかと脈をとりましたら、案の定脈が弱まっていたので、少し治療をしてあげました。 死なれたら全てが台無しですから。 体力が回復したのを見計らうと私は再開することにしました。 今度は服を脱がせ、身体全身をバーナーで焼きました。 悪魔の魂を浄化しているかのような気持ちでしたよ。 もはや身体のどの部分にも、火傷がないところはありませんでした。 そしてまた死なない程度に治療をしました。
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