中学生

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「ただいまー」 「お邪魔します」 お母さんは笑顔で 私達を出迎えてくれた。 私と亜来は靴を脱ぎ、 私の部屋に入る。 黒と白が基調の、 いたって普通の部屋。 …少し散らかっているだけで。 「ごめんね、散らかってて。 座ってて」 「大丈夫だよ。わかった」 私は、散らかっているものを ちゃちゃっと片付け ジュースを入れに 台所に向かった。 台所には お母さんがいた。 …あ、ジュース入れてくれてる。 丁寧にお菓子まで。 「お母さん、ありがとう!持ってくよ」 「あ、そう?わかった」 お母さんがオボンに置いてくれた ジュースとお菓子を 部屋に持っていく。 「あ、ありがとう!」 座っている亜来が 私を見上げながら 笑顔でお礼を言う。 「全然いいよっ」 そして、ようやく私も座り 話を始める。 ガールズトーク、と いうやつをし始める。
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