第三十四部

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誠十朗『…なんてんだぁ…あれだよ…そのな…夜ヰ刃ならきっと大丈夫だって思ってな…とにかくごめんな。酷い親代わりだよな…』 笑いながら泣いている誠十朗 夜ヰ刃も涙ぐんでいる 愁汰は腕を組んで ちょっとだけ優しく笑っている 誠十朗『それにさ…仂牙にも頼んどいたしさ…その…あれだ…夜ヰ刃……ただいま…』 最後の言葉はとても優しかった 夜ヰ刃は立ち上がり 誠十朗に近づく 夜ヰ刃『…いつもそうだ…あんたはいつも帰ってくんの遅いんだよ…バカっ……お帰りなさい…』 夜ヰ刃は誠十朗に抱き着いていた 誠十朗『…本当にすまなかった…けど俺は夜ヰ刃…お前を巻き込みたくなんてなかったんだよ…お前には確かに寂しい思いもさせた』 夜ヰ刃『うるさい…うるさい……うるさい!!そんな言い訳聞きたくねぇよ!!…言われなくたって…俺の前に生きて現れてくれただけで十分だよ……』 涙を流しながら 抱きしめ合う二人 いろいろあったが これで本当の再会なのだと思う
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