第三十五部

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源治『ちなみに半殺しにされた奴らの中には、その後そいつの言うこと何でも聞くようになっちまうん奴がいるんだとよ』 源治も少し面倒そうに話している 誠十朗『……そうですか、わざわざ小さなことで時間を割いてもらってすいませんでした』 少し複雑な表情で 源治に礼を言っている それじゃ と言って 店を出ようとすると 源治『東風よぅ…お前があれからどんな生き方して来たかは知らんがな…』 タバコの火を消して 一呼吸おいてから こう続けた 『…おめぇ……天間には手ぇ…出さん方がいいぞ…』 誠十朗はあえて返事はせずに ラーメン屋を後にし 三日月荘へと向かうのだった
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