26人が本棚に入れています
本棚に追加
七月七日
年に一度だけ逢えるという……。
天の川伝説
二人の間には、大きな天の川が流れていて。
逢いたくても逢えない。
二人の間の障害は……。
天の川
恋しくて。
恋しくて……。
想いだけが募っていき。
切なくて。
切なくて……。
逢えない事が切なくて。
二人を隔てている天の川に、自分の姿を写す。
ゆらゆら揺れる水面に映る自分の顔。
大きな川を隔てた向こうにいる、彦星を想って切ない顔をしている。
水面に写る自分の顔を見て改めて思う。
こんなにあたしは、あなたの事を好きなのだと……。
最初のコメントを投稿しよう!