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 いつものように知念の居ない  学校………  何も楽しくない。  知念が居たから  学校に行ってたようなもので  知念の居ない今  何をしても楽しくない。  山田や裕翔は俺にいつも  喋りかけてくれて  「大丈夫だよ」 そう言う。  それが反対の意味だったなんて 気付いた時にはもう遅かった  ある日、  山田が喋りかけてきた。  山「なあ、大ちゃん…」  有「なに」  いつものように機嫌の悪い  俺は適当に返事をする  山「知念から口止めされてた    んだけど俺我慢できない」  有「だから何なんだよ!」  山「落ち着いて聞けよ?    知念なガンなんだよ……」  え…?意味がわからない…  知念がガンなんてそんな事  ある訳ない  有「な…なに言ってんだよ!    山田は本当嘘下手だよな」  山「大ちゃん…!!   嘘じゃないんだよ…」  有「なんでそんな大事な話早く  言ってくれなかったんだよ」  山「ごめん……」  有「どこに居るんだよ!!!」  山「○○病院だよ…」  それを聞いた瞬間俺は全速力で 今までに走った事のないぐらい 思いっきり走った  知念に会いたい  ただその一心だった。 _
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