ルイ14世と王妃

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王妃マリー・テレーズ・ドートリッシュは、父がスペイン王でフェリぺ4世で、母はフランス王アンリ4世とマリー・ド・メディシスの娘イザベル・デ・ボルボンで、イザベルの兄はルイ13世にあたる。 1659年マザラン枢機卿によりルイ14世の妃に選ばれ即位から17年になるルイ14世と、1660年6月9日に、結婚この結婚はピレネー条約で、取り決められマリーの持参金に賠償金を付けるかわりに、彼女とルイ14世の子供達はスペインの王位継承権を破棄する事になっていたが、当時のスペイン王家は持参金を支払う事が出来なかった事から、王位継承権を巡ってスペイン継承戦争にまで至る事になる。 スペインから嫁いで来た王妃は、フランス語が上手く話せず彼女の話すスペイン訛りのフランス語は、周りを苛つかせハプスブルク家独特の小さなく短い唇は、王妃の乏しい表情を寂しいものに見せた。 義理母アンヌとは、同じスペイン出身なのもあり一緒に過ごす時間が多かったみたいだが、ルイ14世との結婚生活は、良好のように見えたがマリーの性格は、ルイ14世とは反りが合わずしだいにルイ14世は、王妃を無視するようになりルイ14世は公妾や愛人を、沢山作ったがその存在を最後に知らされるのは王妃であった。 ルイ14世は表向き王妃とベットを共にしているようにも見せていた。
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