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紹介しよう。 この話の主人公、「大場修」。平凡な顔立ち、筋肉まるでなし。いわゆるもやしっ子。 隣にいるのが幼馴染みの親友「原田隆」。少し肥満気味の口は悪いが根は優しい少年。 わりと住んでいる家も近くて、小さい頃良く遊んだ仲だった。 何でも相談出来る良き友人だったが大場は親友の原田にも言えない夢があった。 その夢とはプロボクサーであった。 きっかけは、テレビによる影響だったが、その計り知れない躍動感と試合における情熱を目の当たりにした大場は一瞬でボクシングの虜になった。 しかし、自分の気の弱さと貧弱な肉体を思うと夢は儚く消えていきそうであった。 その為壮大な夢を恥ずかしくて原田にも言えなかった。
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