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―30分後―
ガタンッ!!バタバタ!!
「なんだか中が騒がしくなってきたな?」
ふすまをゆっくりと細く開ける。
「ちょっ!!姫様!!それは流石に…」
「よいではないか、よいではないか…」
ゴチンッ!!
「いったあ!!かなめ!!何するのじゃ!?」
私が姫の頭にげんこつをしたのである。
「何しているってこっちが聞きたいですよ!!何が、よいではないか、よいではないか…ですか!?
あんたは悪代官か!?」
「だってぇ…」
「だってじゃありません!浦島様!!大丈夫ですか!?」
「まぁ…ははは…」
「簡単に何が起きたか説明しますと・・・」
・姫様と浦島様が普通に談笑していた
・ちなみに浦島様は美形
・姫様はこう思った
「そうだ!こいつは女装させれば似合うんじゃないか?」
・姫様、浦島様を襲う
「といったところでしょうか?」
「ごもっともです。」
浦島様がこくこくと首を縦に振りながらいった。
「ちょっとまて!!それじゃ私が変態みたいじゃないか!?」
「ほぼそうでしょう。」
「なっ!?」
「夜な夜なゲームの中のおなごに可愛い、可愛いって息を上げながら言ってますし。」
「うぅ゛~」
「あ!すいませんでした。言い過ぎました…」
姫の目には涙が溜まっていた。
「もうかなめなんて知らん!!」
と言って部屋の外へ飛び出していってしまった。
「姫っ!?」
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