舞台

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太陽に嫌われた 光がナイフに変わり 温もりが灼熱に変わる 私は夜に逃げ込んだ。 毎晩パーティー 影の心地よさに 身をまかせ 歪な人形が踊り狂い 赤鬼達が酒を飲む 人間なんて 居やしない ここでは 光のナイフも 灼熱地獄も 襲ってはこない。 言わば私の居場所。 太陽さん、 どうかこれ以上 私を嫌わないでください。 私を傷つけないでください 私もまだ 人間で居たいのです。
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