少しずつ……。

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真奈美さんは、なんで"挨拶無し"で居なくなるんだ?。 俺、車の中で、その事を疑問に思いながら会社に向かう。 なんでなのかな……?。 他の監督の時も、勝手に帰ったりする人いたからな~。挙げ句に現場事務所の中で漫画読んでたり、パソコンで、ゲームしてた人もあたから……。 考えている事の趣旨を間違い始めたところで、会社に到着した。 中に居たのは、親父と、元気の良さそうな若者。 「ご苦労…」 「一応寄ったけど…、なんかあるの?」 「こいつの事を頼もうと思ってなぁ~、仕事教えてやれ」 そう言うと、親父は、若者の肩を軽く叩いた。 「木下です…よろしくお願いします!!」 木下は、頭を勢いよく下げ、握手を求めてきた。 少々勢いが良すぎるような…俺、こうゆうの苦手なんだよなぁー。 そう思いながら握手して、 「よろしくな」 人に教える事なんかしたこと無いのに……。 俺は困った。 木下 陽治 黒髪でかなり短く刈り上げられている。 小柄だが力仕事は、得意そう。 元気が良すぎて先が思いやられる。
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