その真実は。

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クビという単語には別に怖く無かった。 職務中に上司が買ってあったアイスクリームを勝手に食い荒らす女の子だ。 慣れっこである。 しかし別の単語にセシリアは恐怖していた。 「今は夜ですよ!!」 「……特に聞く必要性も無いが、聞いて論破してやらないと着いてきそうに無い、だから聞いてやる、なぜ?」 「お化けが……」 「もういい、この魔法が栄えている時代に、私達は今から呪いの関わる事件の再捜査を始めるんだ、そしてこれから私達がやろうとしている事は、恐らく死者を愚弄する行為だ」 「私この仕事止めます!! お給料が良いから入りましたが、やらされる事も、上司も最低です!!」 「構わない、だが君の能力を必要とするこの事件を調べ終わってから退職したまえ!!」 「……あ、もしかして怖いんですか? だから私に着いて来て……」 そのくだらないセシリアの言葉にジョーカーは反論するでも無く、冷たくセシリアを睨んでいる。 「わ、分かりましたよ!! でも貴方がこの事件を捜査するのは、この事件の生き残りで、私達の邪魔をするシャンをこの事件の参考人にする証拠を見付けて、少しでも動きを止めたいからですよね、だったら私いいスナイパーを知ってますよ」
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