タール国アルミス

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『…なんだよ。逃げるくらいなら粋がるなっての…』 ロックと呼ばれた男は溜め息をつきながらサーシャに背を向けた。 『あのッ…』 『ぁ?』 『ロック殿と申されたか?』 『殿って…あぁ、俺はロックだが…。』 『ロック殿、お助け頂いてかたじけないでござる』 『気にすんな。この辺りは治安が悪いからな。旅行かなんか知らねぇが、気ィつけろよ』
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