タール国アルミス

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さも当然という風に言うミラ。 『いや…。あんたは魔女かもしんねぇけど、俺らは違うからッなぁ?サー…』 同意を求めるべく振り向くと味方であろう筈のサーシャはミラのテレキネスにより空を飛ぶ箒に股がり楽しそうに飛んでいた。 『チャッピー飛ぶでござる~』 『あら、お侍くん上手ね?』 『いや…おまえなんで受け入れてるんだよッ!っていうかなんだよチャッピーって。』 箒から華麗に降りたサーシャは照れながら 『母上がよく【箒のチャッピー】で買い物にいかせたんでござるよ』 と、箒に乗ることに抵抗はないらしい。 『さすが魔女の息子ね―』 と、ロックの抗議は蚊帳の外にするミラ。 ロックは深い溜め息を吐き 『解った…。もういい』 と、ミラの【箒でトルテに登る】という案を承諾した。 『くそ…。こうなったら黒いフード付きのマント着てやる。それならウィッチにみえるだろ』 と、何故か形にこだわるのだった。
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