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『いいから早く教えろよじいさん』
『お主、敬意と言う言葉を知っとるか?』
困り顔の仙人を他所に捲し立てる二人…。
忘れてはいけない。相手は仙人なのだ。
『むぅ…。まぁよい。先ずは精霊を集めなさい』
『精霊?』
『うむ。精霊との契約の証であるエレメントルビーの腕輪。魔界と人間界とを繋ぐ扉を開くにはそれが必要じゃ』
『エレメントルビーってこれの事だろ?』
『ん―…。ほっほーッお主マックスウェルとルナを従えておるのか…世も末じゃの…。』
『…るせぇ。オヤジから譲り受けたんだよッ』
『ふむ…。マックスウェルが居るなら話は早く進むかもしれんのぅ…。必要なエレメントルビーは、マックスウェル・イフリート・ウンディネ・ノーム・シルフ・ヴォルト・ルナ・シャドウ』
『…覚えきれないでござる』
『…お前は覚えなくていい…。』
『そんなに難しくないと思うがの?』
苦笑混じりに話を続ける仙人。
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