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『マックスウェルッ』
精霊を探すためマックスウェルを召喚するロック。
『なぁんじゃぁ…。』
間の抜けた台詞で現れたのは間違っても四大精霊を統べる大精霊マックスウェルである。
『久しぶりじゃな。外に出るのは。なんかようかの?』
『マックスウェル。聞きてぇことがあるんだけどさ』
昨日のデジャブ…そこは突っ込まないで欲しい。
『シルフ・ウンディネ・イフリート・ノームと契約したい。』
『ふんふん?』
『居場所を教えてくれ』
『あ―…。一番近いのはイフリートじゃな。ここから北へ抜けてすぐの洞窟じゃ。一日で着くぞい。』
マックスウェルは北を指差す。
『他は?』
『そうじゃの…。ノームはカメリア国の国境にあるノームの洞窟。ウンディネはそこから東へ行った先にある湖におる。シルフは風の谷におるが、呼んだらきてくれるじゃろ。』
『さんきゅ。わりぃけどシルフは頼む。』
『構わんが、契約には試練があることわすれるでないぞ?』
『あぁ…。』
『精霊の試練はワシは参加できんでの。気を付けるのじゃ。』
『解った。』
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