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注文した料理がサーシャのテーブルにところせましと並んできたところで、二人組の男が声を掛けてきた。
『よぅ、にぃちゃん。景気がいいねぇ。冒険者かい?お宝でも見つかったか?』
『俺たちもちょっとはあやかりたいねぇ』
男達はニヤニヤとサーシャに詰め寄ってきた。
『お宝はこれからさがすでござるよ。』
男たちを見もせずに答えた。
『これから出発の景気付けってヤツかい?なら俺たちも交ぜてくんねぇか?』
『結構でござる』
山のように積まれた料理をモシャモシャと食べながら冷ややかに答えた。
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