15人が本棚に入れています
本棚に追加
『さて…後行ってないのは―…。』
サーシャがモンスターを一手に引き受けている間、ロックは着々と洞窟のマップを完成させていく。
『凄いでござるなぁ…。』
ロックの書いた地図をみてサーシャは感心するのだった。
『言っとくけど、マッピングはクエストの基本だぞ?』
『むむ…。解ってるでござるが、どうも拙者には向かないんでござる。』
『今までどうしてたんだよ』
『え…。一人の時は壁に矢印書いたり、ロープ張ったり…』
『…敵に居場所バレバレだな。』
『ああッ!だからよく遭遇してたんでござるか』
『おまッ!気づかなかったのかよ』
『敵多いなとは思ってたんでござるが』
カラカラと笑うサーシャ。
『エンカウント率たけぇクエストばっかしてりゃ強くもなるわな…。』
最初のコメントを投稿しよう!