タール国ステラ

18/30
前へ
/108ページ
次へ
サーシャがレバーを引くと今度は岩壁に拳大の穴が二つ空いた。 『穴?』 ロックは手を入れようとするサーシャを止め、落ちていた枝を差し入れると特になにも起こらない。 『なんだこの穴は…。』 暫し思案した後、先ほどの岩レバーを引っ張るロック。 すると岩レバーは簡単に抜け、それを穴に差し込む。 それを見たサーシャは同じように自分の方にある岩レバーを穴に差し込むと、【ガチャリ】と音をたてて、右側の壁に扉が現れた。 溶岩が扉の近くまで迫って来ている。 二人は、直ぐに扉を開き中へ飛び込んだ。
/108ページ

最初のコメントを投稿しよう!

15人が本棚に入れています
本棚に追加