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二人が飛び込んだ部屋は、北側に長く伸びており おそらく、北側の空間に繋がっているであろう。と再びロックがトラップのチェック。サーシャが守備と言う形で先に進む。
幾つかあったトラップはロックによってあっさりとクリア。
しばらく進むと今度は左側に扉が現れた。
特にトラップもなく、その扉を開くと
何もない広い部屋が現れた。
『なんもねーな。』
『あついでござるな…。』
部屋の中はサウナのように暑く、息苦しい程だ。
部屋の中程へ進むと、中心部には溶岩の池があった。
『イフリート…。ここか?』
誰に言うでもなく、ロックが呟くと
溶岩池が呼応したようにゆらりと波打つ。
『サーシャ、気をつけろ』
『が…がってん』
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