タール国ステラ

27/30
前へ
/108ページ
次へ
『そうでござったか…』 『まぁよい。偶然も実力のうちという。私に一撃を入れたおまえを契約者と認めよう。』 『まことでござるか?』 サーシャの右手に炎のリングが絡み付く… 炎はブレスレットとなり サーシャの右腕にはまった。 紅い宝石の付いたそれは淡い光を放っている。 『それは我が主の証。いつでも呼び出すがいい。サーシャ・シドウ。我の力をおまえに与えよう…』 そう言い残すとイフリートは再び溶岩の中に消えていった。
/108ページ

最初のコメントを投稿しよう!

15人が本棚に入れています
本棚に追加