タール国ステラ

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イフリートが消え、暫くすると、インデグネイションによって遮られた視界は晴れ、ちょっと前髪が焦げているサーシャがロックの前に姿を見せた。 『無事契約できたんだな?』 『腕輪を貰ったでござるよ。』 『よし、これで3体だな…ところでどうやってこっから出るんだ?』 『…え…』 『だって、来た道は溶岩で通行止めだろ…』 『…そうでござったな。』 『とりあえず戻ってみっか。』 二人が来た道を戻ると溢れだしていた溶岩は何もなかったかのように消え、ロック作成の精密なマップによりあっさりと洞窟の外へと出ることが出来た。 外へ出ると、既に日が傾いており、二人は先に進むことを止め洞窟付近で野宿をする事にしたのだった。
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