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徹夜でダンジョン攻略をした二人は、焚火を囲うように横になると、ものの5分で寝息をたて始めた。
『ちょっとぉ…ルナがなんで火の番しなきゃいけないのぅ…』
光の精霊ルナである。
『ルナつま~んな~い』
間違っても精霊である…。
だが、契約者の命令は絶対…
それが例えくだらない命令でもだ。
『フォッフォッ…ルナちゃんワシと遊ばんか~』
マックスウェルである。
『おじいちゃん…あやとりできる?』
『…はて…どうかのぅ?』
重ねて言うが精霊である…。
マックスウェルに至っては四大精霊の長である…。
ルナとマックスウェルが夜が開けるまであやとりで時間を潰すという、世にも珍しい一夜であった。
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