タール国ガラフ

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『拙者はサーシャと申すでござる。』 サーシャが頭をペコッと下げると、そこへ… 『おい。サーシャなにやってンだよ…』 と…人混みを逆走しながらロックが戻って来た。 『サーシャの仲間?』 『あ、ロックでござる。シーフのロック。』 『あ?…』 『お願い。あたしたちをパーティーにいれて欲しいの』 『冗談だろ…お嬢ちゃんはお家に居た方が身のためだぜ?』 『じょ……あたしはこれでも冒険者よッ!』 『マジかよ…。そのへんの街娘かと思った…。』 『…え…と…』 どうやら相性が合いそうにないロックとエル。 オロオロと様子を見るトパック。
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