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「おはよー凛ちゃんっ!」
「あら、おはよう陽菜」
ツヤツヤの黒髪を翻して、美少女が振り返る。
私の大好きな、大親友の凛ちゃんだ。
「どうだったの? 昨日は」
名前の通り凛とした雰囲気を持つ彼女が、私を探るように見つめる。
そうだった。
昨日『告白する!』って宣言しちゃってたんだった。
「えーとぉ…」
「何よ、歯切れ悪いわね」
「うー…」
じろり、とますます訝しげに私を見る凛ちゃんから目を逸らす。
何て答えていいか、全く思いつかなかったからだ。
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