決意 (side 陽菜子)

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  「ちょ、ちょっと陽菜、落ち着いて」 「落ち着いてるもん!」 「どこがよ!」 「もうやだーっ!!」 机の上にパタリと突っ伏す。 ひんやりと冷たい感触が頬に伝わる。 昨日の、柊先輩みたい。 もうやだ、と叫んだのは。 あれだけ冷たく突き放されても、好きな気持ちが全然消えてくれない自分に対してだった。  
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