告白 (side 陽菜子)

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  「あ、あの、柊先輩!」 放課後。 誰もいない公園で、私は彼を呼び止めた。 足音が止まる。 ゆっくりと半身だけ振り返り、私を見た。 柊先輩が、私を見てる…! それだけで、顔が焼けるように熱くなる。 一瞬、訝しげな顔をした先輩。 私は心臓の音に負けそうになる自分を奮い立たせ、思いっきり頭を下げた。  
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