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次の日起きて鏡を見たら、顔が少しいつもより可愛くなってる?
なんかお姉ちゃんみたいに、目がクリッとしてる。あたしはつり目だったから、なんか嬉しいかも。
また次の日は、お姉ちゃんみたいに、鼻が少し高くなってる。
次の日も、その次の日も、あたしはお姉ちゃんみたいな、美人になってきた。
「あたしって実は美人なのかな?なんかお姉ちゃんみたい」
鏡に笑顔を作ってみた。
そしてそのまま学校に登校した。
そしたらなんと、お姉ちゃんの友達にお姉ちゃんと間違えられた。
「間違えるほどお姉ちゃんに似てるのかなー」
あたしはその日、何度もお姉ちゃんに間違えられた。
そしてまたテストが返ってくる。
もう最悪だ。
せっかくいい気分だったのに。
「(また点数悪いんだろうなー。10点越えたら良いだろう)」
自分を勇気付けて、恐る恐るテストを見た。
「(…はぁ0が2つもあ…?0が2つって、え?!100点だ!!)」
あたしはとっても嬉しくて、早くママに見せたいと思い、学校が終わったら急いで家に帰った。
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