1人目の願い者

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あたしは家の周りを歩いていた。 どれくらい歩いたのかな。 空がもう暗くなってきた。 そろそろ夕飯もできるし家に帰ろうと思った。 帰り道あたしは色々今日のことを思い出して、考えてた。 「(お姉ちゃんに似てきてもう最高。青い蝶の噂は本当だったんだな。確か何か支払うんだっけな、何だろう?)」 色々考えた。 川を通り過ぎようとしたとき、誰かにふと声を掛けられた。 「あーみーちゃん。会いたかったよ。さっきはどうして無視して帰っちゃったの?僕悲しかったんだよ」 「(え、何言ってるの?亜美はお姉ちゃんの名前なのに。もしかして勘違い?確かにあたしお姉ちゃんに似てきたからね。多分そうだろう。でもお姉ちゃんの友達にしては年上すぎるかな。でも違うって言わないと。)」 「あ、あの亜美じゃなくて光奈です。人違いです」 「なーに言ってるの?亜美ちゃんでしょ?学校の前や家の前で待っていたのに僕を無視するなんて酷いよ」 言いながら光奈に近付いてきた。 光奈は怖くて気持ち悪いから逃げたいけど、足が竦んで逃げれない。 どんどん距離が縮まってていく。
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