恋人

5/14
前へ
/19ページ
次へ
「そ、その~、薫が先帰っちゃうから、一人で帰ってるの!」 恥ずかしいからちょっと強めに言ってみた! 「ふぅ~ん」 薫がニヤニヤしながらで私をみる。 「だって遥、今日部活無いなんて言ってないじゃん!」 確かにそうだ。私はバスケ部に所属している。帰りも遅いから部活がないときだけ薫と帰る!今日は部活がある日、だけど薫と祐太君がほっとけなかったから、仮病をつかって休んでしまったのだ! 返事に困っていると、祐太君が「三輪さんも一緒に帰ろうよ!」と言ってくれた! 泣くほど嬉しかったけれど、我慢した。 「いいんですか?」 「うん!」 祐太君が笑顔で答えてくれた! 薫も渋々OKしてくれた。 やったー!尾行してみるもんだなぁ。一緒に帰れるなんて顔が緩んじゃうよ!えへへ。 あ、キモイと思われるから、ちゃんとしないと!
/19ページ

最初のコメントを投稿しよう!

11人が本棚に入れています
本棚に追加