豪快な彼女は繊細な彼女

はじまり

高校三年生の女の子なら、せめてもう少し恥じらいを持って欲しいだなんて思うのですが、俺だって男です。

美少女のおぱんちゅが見えたら嬉しいですよそりゃあね。

でも、自分からスカートをめくりあげてまる見えなんてものより、見えるか見えないかでチラっと見える方が嬉しかったりもするわけで。

「やめろ馬鹿」

結果、俺は千秋の手を握って無理矢理席に座らせる事にした訳です。

「きゃっ」

すると千秋は小さな悲鳴を上げ、よろよろとよろめきながら俺に寄り掛かってきたのでした。