目的の王国

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オルフェは、独り宮廷の中を歩き回り、資料室なる部屋に侵入した。 中には、大量の資料が本棚に並べられていた。 「…………」 彼は、片っ端から資料を読んでいくことにした。 ※ 一方マルスは、国王との会話に花を咲かせていた。 話題は、この国の食文化について。 「君は、メドーベ饅頭を食べたことはあるかね?」 「さっき、買ってきたばかりですよ!」 ※ 30分ほどたってオルフェは、資料室をでて宮廷から街のほうに向かった。 賑わう町の中でも、余り人の寄っていない店を選んで入り 「火薬が欲しいんだ、30㌔ぐらい用意できる?」 ニコリ、と。 大量の金をテーブルに放った。
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