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『アナタの名前は?
流籐桃華。
アナタの歳は?
21歳。
アナタの夢は?
ホラー記事を書く職業に就くこと。
アナタの好きな言葉は?
たかが噂と侮るなかれ。
アナタは呪いを信じますか?
まぁ…場合によってはかな?
最後に…
アナタは不幸を背負いますか?
何を基準か分かんないけど、普通は嫌だよね?
※このメールを受け取った方は3日以内に最低1人以上、送らないと送り主に不幸が訪れます』
「……」
なんだこれは?
正直な感想はそれしか浮かばない。
新手の嫌がらせか?
そう思った時にまたメールが届いた。
このメールも流籐桃華…桃華からだ。
「何がしたいんだか」
今度は声を上げてメールを確認してみる。
内容は…
『ナル…急にごめんね。さっきのメール…知ってる?てかもう起きてるかな』
ナル…ナルと言うのは、俺の名前だ。
成京水(なる きょうすい)
それより、知ってる?
さっきのメールは何か有名なものなのだろうか?
そんな事を考えて、ふと時計を見ると午前9時を過ぎた所だった。
俺はまだ寝起きで、頭を回転させる為に顔を洗う事にした。
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