ようこそパラレルワールドへ?

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  「あ"~!! 遅刻する!!」 朝。チュンチュン雀が鳴くのを無視して、ひとりの少年が全力疾走していた。 短い茶髪を風になびかせながら走る少年は、なかなか整った顔立ちをしていた。カッコイイ系美少年だ。 彼の名前は、アキ。 どうやら寝坊して、学校に遅刻しそうになっているらしい。 「仕方ない…。アレ使うか」 走っていたアキは走るのをやめて、ふー。と、息を吐き出した。 それから目を閉じると、学校をイメージして一歩を踏み出した。  
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