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男の子は自然にその木の近くまで近づいた。 男の子自身ですらわからない。 なぜ自分は木に向かって歩いているんだろう。 今はもう両親のことすら頭になかった。 ただ自分はあの木の元へ行かなければならない。 それだけだった。 木の近くに行って男の子は驚いた。 木の根と根の間にはさまれるように女の子が2人泣いていたからだ。
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