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ある日、黒猫は何時も通り何時も場所に行きました
するとその場所に一人の女の子がいました
黒猫は驚きました、誰も知らないはずの場所に自分の大っ嫌いな人間が居たのですから
黒猫はそっとその場所を逃げようとしていました
その時
「ね…こ…?」
黒猫はその声に足を止めて恐る恐る女の子の方を向きました
その女の子はオッドアイの子でした
黒猫は人間に自分は嫌われていることは知っていたのでどうせ自分の事を嫌うのだろうと覚悟は出来ていました
しかし、その子は黒猫を興味津々の目をしながらこう言ったのです
「可愛い!」
この言葉に黒猫は驚きました
『不幸になる』と『居ない方がいい』としか言われた事が無かった黒猫には初めての言葉でした
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