14人が本棚に入れています
本棚に追加
/72ページ
今日子
『あ~ぁ もう後少しで、卒業式じゃん…』
恵美
『もう~ またその話し~
……告っちゃえば~?卒業したら、もう会えなくなるかもょ』
工藤今日子 中学一年
その親友 岸田恵美 同級生
ふたつ上の先輩 片野龍二に片思いをしている今日子。
ただ、見つめているだけで一年が過ぎようとしている。
今日子が龍二を気にし始めたのも、今日子が窓際の席だったからなのだろうか…
いつも一時間目が終わろうとする頃に、龍二は校庭のど真ん中を通って現れたのだった。
恵美『気持ち、伝えたら?』
今日子『どうやって~??』
おっとり・天然の今日子はいつも恵美に、アドバイスを求める。
恵美『はぁ …
手紙でも書いたら?』
今日子『そっかぁ 手紙ね…』
恵美
『そうそう ラブレターっちゅうやつをね!』
今日子
『きゃっ ラブレターって…もう』
恵美『何 照れてんだか…』
今日子は家に帰り、早速机に向かい、手紙を書き始めた。
最初のコメントを投稿しよう!