片思い

2/4
14人が本棚に入れています
本棚に追加
/72ページ
今日子 『あ~ぁ もう後少しで、卒業式じゃん…』 恵美 『もう~ またその話し~ ……告っちゃえば~?卒業したら、もう会えなくなるかもょ』 工藤今日子 中学一年 その親友 岸田恵美 同級生 ふたつ上の先輩 片野龍二に片思いをしている今日子。 ただ、見つめているだけで一年が過ぎようとしている。 今日子が龍二を気にし始めたのも、今日子が窓際の席だったからなのだろうか… いつも一時間目が終わろうとする頃に、龍二は校庭のど真ん中を通って現れたのだった。 恵美『気持ち、伝えたら?』 今日子『どうやって~??』 おっとり・天然の今日子はいつも恵美に、アドバイスを求める。 恵美『はぁ … 手紙でも書いたら?』 今日子『そっかぁ 手紙ね…』 恵美 『そうそう ラブレターっちゅうやつをね!』 今日子 『きゃっ ラブレターって…もう』 恵美『何 照れてんだか…』 今日子は家に帰り、早速机に向かい、手紙を書き始めた。
/72ページ

最初のコメントを投稿しよう!