失恋

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卒業式も終わり 今日子と恵美は教室を出る。 龍二の下駄箱が気になり 今日子が立ち止まる。 恵美『今日子~帰るよ~』 今日子『・・うん』 ふたりは、外へ出る。 またも今日子は立ち止まり 恵美『今日子~!』 今日子『やっぱり気になる!恵美、付き合って~』 と今日子は、校庭に走り出す。 恵美『ちょっ ちょっと待ってよ~ どこ行くの~』 恵美は今日子を追いかけながら、校庭へと走る。 校庭の奥には、部室があり その部室と部室のあいだを通り抜け… 今日子『きっと、この辺りに抜け道が……』 恵美『何してんの~?』 今日子『どこか、外に出られそうなとこ ないかな~?』 恵美『この金網乗り越えれば行けるんじゃない?』 ふたりは見上げた。 今日子『さすがに… いくら金網でも…』 そんな高い塀をよじ登るぐらいなら…と今日子は、 思った。 ふと 先を見ると焼却炉の の前に置いてある、ベンチに誰かが寝ていた。 恵美『こんな寒いのに、なんで寝てんだろう~?ばっかじゃない!』 すると… ・・『あー さっびー!』 今日子『あれっ!』
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