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2人ともカッコイイと言うことだ。
自分がウインクなんてしてみろ。
絶対に罵声が飛び交う。(反論も加えて)
話も一段落つき、靴を履き替える為に、下駄箱に向かい
手をかけようとした瞬間。
「ぐうぇ!?」
上着の襟元が凄い勢いで、後ろ下に引っ張られた。
犯人の顔を見てやろうと、振り替えると
そこには少し小柄な女子が仁王立ちで立っていた。
「和泉なら生徒会だぞ。」
「渡に用は無いの。」
この人は、桜木 真衣(さくらぎ まい)。
和泉のれっきとした、彼女である。
この2人は桜木さんからの告白により、去年の10月から付き合いだしている。
2人とも、上手くいっているらしい。
「ちょっと?
聞いてるの?」
「え?」
桜木が上目遣いで、自分の事を覗いている。
「もぅ~…
レディーの話はちゃんと聞きなさいよねぇ」
「ぁ……すまん……」
仕方がないだろう。
人の彼女と言うものは接しにくいのだ。
「んで、何の様だ?」
「だ~か~ら~、あんた明日掃除でしょ?」
「そうだが。」
「じゃあ、明日掃除が終わったら、みんなが居なくなるまで待ってなさい。」
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