Day of start

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「はい………はい………………では……失礼します。」 数学の教師の説教。 何故か数式が出てきた。 今が分からん。 もうちょっと分かりやすくして欲しかった…… 「はぁ………帰るか……」 もうこれ以上忘れている用事は無いはずだ。 自分は疲れた感じで、自分の靴を手にとってさっさと帰る事にした。 自分の家は、この学校からはとても遠い。 と言ってもそこまででは無い だから、自分は自転車で毎日30分かけて通っている。 「ふぅ~… 疲れた……」 つい、本音がこぼれてしまった。 毎日、誰かと遊ぶわけではなく、家では宿題をして寝る。 何か、ちょっとしたきっかけがあればいい。 そう、そうしたら自分は何故か、変われる気がする。 理由は全く分からない。 自分はこの何に無い、自分の生活に飽き飽きしていたのかもな…… しかし、自分は 明日にその『きっかけ』があるとは、 思いもしなかった。
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