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2月14日
男子の感覚が、研ぎ清まされ、一時的にカッコよくあろうと言う意識が高まる日。
そう
バレンタインデーだ。
今は7時ジャスト。
自分は朝飯を食べている。
「あら、優くん
起きてたのね。」
母さんが声をかけてきた。
「何時もこの時間だろうが。」
「そうだったわねぇ~」
この家では朝飯を作るのは毎日変わる。
その当番が、今日は自分。
だから、自分は7時ちょい前に起きたのだ。
「おはよっす……」
「おう」
こいつは自分の弟
木々泣 空(きぎな そら)だ。
2つ下なので今は、中学2年だ。
「俺の朝飯は?」
「トースト」
「それしかねぇのかよ……」
「不満があるなら食うな。」
空は何時でも愚痴をこぼす。
ちょっとうざい………かな?
「おはよう~~」
「おはよう。」
こちらは木々泣 愛(きぎな あい)。
自分の妹。
年齢は2つ下。
空の二卵性の双子だ。
ちなみに愛の方が20分上の姉ちゃんだ。
「私の朝飯は?」
「ご飯かトーストがあるけど。」
「じゃあ、トーストね。」
「ちょ!?
俺に選択権は!?」
「無い。」
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