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自分は今、深い眠りの中にいる。
何故だかって?
そりゃこの数学と言う名のじ「こら!木々泣!」
何ものかの鉄拳により、自分の頭が砕かれるかと思った。
そして自分はまた深い眠りに~…
「起きんか!」
「イって~な!!」
「お前が起きんからだろうが。」
「だからって2発はねぇだろ!」
うん、特に不意打ちの1発目はヤバかった。
「もういい、放課後に職員室来なさい。」
何度目だろう……
2桁は越えているな。
しかし、仕方ないだろ。
わたくしは眠いのであります。
周りがをちょっと見渡すと、皆が笑っていた。
授業が終わり、友人2人が自分の席に寄ってきた。
「優って凄いな、よくもあのセンコウの授業で寝れるよな~。」
こいつの名前は
佐藤 一成(さとう かずなり)。
自分の受験の友だ。
「確かにそうですね。
あの先生の拳を何度目も受けても眠り続ける理由がわかりません。」
こいつは、この公立高校に入学してからの新しい友達。
和泉 渡(いずみ わたる)である。
「だって……眠いんだもん……」
「いやいや、可愛くねぇし。」
佐藤が横で苦笑いしている。
それを見て、和泉も笑っている。
何故だろう、この2人の爽やかな笑顔は、
そっち系の趣味は無いが、癒される。
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