Day of start

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「キーン、コーン……」 休み時間終了のチャイムが、校内に響き渡る。 「んじゃな。 また後で。」 「では。」 2人が、自分の席に戻って行く。 さっきの会話の中にもあったが、 自分の名前は木々泣 優(きぎな ゆう)と言う。 さっきの授業風景から分かるとうり、自分は毎時間差別することなく、眠り続けている。 理由はきちんとある。 ここは、簡単に言うと平均レベル以上の学校。 だから、奇跡の結果で入試を通る事が出来た自分には、授業の内容が全く理解出来ない。 だから、仕方がなく寝ている。 仕方がなくだ! しかし、安心したまえ。 まだ赤点は2度しかとったことがないのだ。 進学には、問題ない。 ここの学校はすこし珍しく、2年と3年の時にはクラス替えが無い。 あるのは2年の文化祭終わりの一度だけ。 その時からもう進路が決まりだす。 ちょっと気の早い高校だ。
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