Day of start

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だから、今の時期にはもう、進路希望調査などが……「こら! 木々泣!」 本日3回目の拳が自分の空の頭に強く響いた。 「3発目だぞ!」 「? お前は何を言ってるんだ?」 2時限目になっており、今は地理の授業。 この地理の教師からしたら、『今日は』1発目なのだから、 この反応をされても仕方がない。 そんな誰しも自分の頭を強く殴ら……「人の話を聞きなさい!」 結局、計4発になった。 「自分は何もしてないだろ!」 「してないからだろうが。」 ふと、時計を見てみると、授業開始から10分もたっていた。 時間がたつのは早い。 「もういい、 後で職員室に来な…「それだけは勘弁してください……」」 流石に1日2回は、この自分でもきつかった。 「ならさっさと、授業の準備をしなさい。」 そう言って、今日1番の鉄拳を食らわした本人は黒板の方に向かって行った。 自分は仕方なく、 地理セットを引き出しから取り出し、真ん中に置いた。 枕代わりとして。
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