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「やっぱできたばっかだからきれいね」
確かに外観は新築らしくかなり綺麗である。
「何名様でしょうか?」
「5名で」
「ではこちらにどうぞ」
と店員に導かれ席へ座る。
「あー腹減ったー。何食おっかなー」
と言ってメニューに目をやる
「迷うでやんす」
「優希は何するー? あっこれ二人で分けない?」
「うん」
そして各自好きなものを注文し、料理が並べられた。
「いっただきまーす!」
「……」
「めちゃくちゃうめえ。あれ竜二何も食べねーの?」
「金ないから」
「なんだよー。なんで来たんだ?」
「お前が強制っつうから仕方なく来たんだよ!」
「あり? そうだっけ?」
ほんの数分前のことすら忘れる神岡であった。
実際にいたら腹が立つだろう。
「んじゃ仕方ないから俺がおごってやるよ。」
そう言って神岡は店員を呼び朝霧のメニューと、さらにその他を加えた。
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