VS 王城学園

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学校に着いたナイン達は試合が終わったあとだというのに1、2時間ほど練習に汗を流していた。 神岡は当然新フォームの練習をしていたわけだが、相変わらずのノーコンぶりで実戦で使えるレベルにはまだまだ到達できなさそうであった── そして練習後ミーティングにて各自、今日の試合の反省点を言い合い今日の練習を終えた。 「お疲れっしたぁ! んじゃ帰るか優希」 「うん♪」 一足先に神岡、佐山が帰路に着く。 「今日すごかったね。かっこ良かったよ。」 「そっそうかな」 頭をポリポリかきながら照れを隠す。 「次も頑張ってね!」 「当然だろ♪次もこの次も、そんで甲子園に出場して優勝するんだ!」 「悠介くんならきっとできる……よ。あっそうだ初戦突破のお祝いしなくちゃ。確か次の試合まで日にち空くんだよね?」 「ああっ。んじゃ明後日土曜日だしその日で良くね?」 「うん、じゃあ土曜日にね。」 「おう!!」 初戦突破のお祝いをすると約束し2人は別れた。 何はともあれ大事な初戦を勝ち抜いた。 甲子園まであと6試合──
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