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｢竜二もなんでここにいるんだよ？｣
｢面白そうだったから｣
と笑いながら返した。
(せっかくのデートだったのに……)
心の中でそう嘆く神岡であったが
｢まぁいいや。あっちでやろうぜ｣
そう言って佐山のもとに向かう一行──
｢唯ちゃん！ それに朝霧くんまで！ どうしているの？｣
｢偶然来てたんだとよ。まぁみんなでやった方が楽しいしこっちに呼んだんだ｣
少ししょんぼりする佐山ではあったが、すぐに機嫌を取り戻した。
｢つか矢部はどこまで逃げたんだ？｣
｢オイラならここでやんす｣
(お前は忍者か…)
突然ひょっこりと姿を現した矢部
本当に忍者の末裔なのかもしれない。
｢なぁ今から賭けねえ？ ペア戦で勝ったチームがジュースを奢る｣
神岡から出された提案にみな同意した。
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