ひとときの安らぎ

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「でも5人だからペアどうするの?」 佐山が疑問に思う。 「松山は1人でいいんじゃね? さっきも198出してたしな。馬鹿力女め」 「馬鹿力女ってあんた失礼ねえ。まぁあたしは別にいいわよ。どうせ勝つのはあたしだから」 腰に手を当てて自慢気に言い放つ 実力があってこそ言えるセリフである。 「んじゃ俺、優希ペア、竜二、矢部ペア、松山で対戦ってことで」 「オッケー!」 「よし。ルールは普通のボーリング、ただし1投を2人で交互に投げる。1人が投げてストライクなら、2投目は2人目って感じで。あと優希は初心者だから俺のとこは+20点でいいよな?」 「まぁいいわよ」 そんなこんなでジュースを賭けたボーリング大会が始まった。
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