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一方その頃桜ヶ丘ベンチでは……
「監督、打たれてすいません」
ベンチに戻るやいなやいきなり頭を下げる神岡。
その様子に選手みなが驚いた。
それは監督も例外ではなかった。
「何を言ってる? 打たれたことはしょうがない。過ぎたことを後悔しても意味はない。問題は次どうするかだ。次は抑えて見せろ!」
「はい!」
監督の檄で神岡の表情に再び笑顔が戻った。
「さて……問題は橘の攻略法っすよね?」
ヘルメットを被る準備をしながら坂本が話かける。
「ああ。カットボールはストレートと見分けがつきにくいからね……。できるだけ強振せずにミート打ちを徹していこう!」
「了解っす!」
そう言って坂本は打席へと向かった。
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