VS 東海大佐上 ~前編~

22/31
前へ
/305ページ
次へ
打順は八番のキャッチャー宇田川から。オープンぎみに構える。 初球、神岡はアウトコースへストレートを投じる 宇田川はこれを見送り1ストライク。 二球目、アウトコースへ今度はフォークを投げるが宇田川は打ちに来る。 そして打球は快音を残しライト前へのヒットとなった。 ノーアウトランナー1塁で打席には九番の橘。 送りバントの構えを見せると初球でいとも簡単に決められる。 1アウトランナー2塁と再びピンチを迎え打席には…… 「一番 センター糸原君」 糸原が早くも2回目の打席を迎える。 初球、二球とボールとなったためバッテリーは敬遠ぎみの四球で糸原を歩かせランナー1塁2塁となる。 (この方が守りやすい。それに糸原の足は封じている) 俊足の糸原だが前にランナーがいては持ち味が生かせない その前のランナーが鈍速ならなおさらである。
/305ページ

最初のコメントを投稿しよう!

393人が本棚に入れています
本棚に追加